Cubaseとの連携機能~AI Functions(2007.07.31)
皆さんこんにちは。ヤマハの石川です。
出張から帰ってきてバタバタとしておりますが、ようやく時差ぼけが抜けてきました。
今の世の中は便利なもので、ノートパソコンと携帯電話があればどこに居ても仕事ができてしまいます。嬉しいやら悲しいやら。。。(^^;

そんな話はさておき、今日はCubaseとの連携機能「AI Functions」についてご紹介したいと思います。
「AI Functions」はドイツのSteinberg社と共同で開発した、ヤマハハードとSteinbergソフトとの強力な連携機能です。

「それって、Studio Connectionsもそうだったんじゃないの?」という声もあるかもしれませんね。「Studio Connections」はVSTとかASIOとかと同じようにオープンな規格です。それに対して「AI Functions」は、ヤマハとSteinbergならではの便利な機能を追求したものです。なので、ハードウェアによっても実現できる機能が違います。例えばMOTIF XSだったらMOTIF XSならではの機能があるし、nシリーズはnシリーズならではの機能が実現されています。
nシリーズの場合は、まず、ハードウェアとソフトウェアが一体化しているような状態にしたい、ということと、ハードが得意なとことソフトが得意なとこを役割分担しましょう、という思想がベースにあるので、その具現化がポイントでした。で、ソフトとハードを組み合わせて使うときに「面倒くさいこと」を取り除きたいよね、っていう話になって、何が一番面倒かなあ、と考えたら、「ドライバー設定」と「ルーティング」じゃないかな、ということになったのです。
そういえば、昔私はインフォメーションセンターでお仕事をしていたのですが、そのときにお電話いただく方の多くは「音が出ない」、つまり「ドライバーの設定」に問題があるんですよね。そこを自動化できるだけで、まず全然使いやすくなるし、コンピュータでの音楽制作が面倒だと思っている人(私自身も実は以前まではそうでした(^^;)は、そういう設定とかトラブルの対処とかが面倒だから敬遠してしまうんじゃないかな、と思います。
後は「ルーティング」です。ハードウェア、特にマルチチャンネルのオーディオインターフェースとミキサーとかを組み合わせて使うときは、ソフトの中でどのポートをどのインターフェースのアウトに送るか、といったことをイチから自分で組み立てていく必要があります。もちろん一度やってしまえば後はそれほど変更することはないにしても、やっぱり手間のかかる作業です。そう、「作業」なんですよね。これって音楽そのものと全然関係ないんです。ミュージシャンは音楽を作る人だから、音楽以外の作業は極力少ない方がいいですよね。
そういうミュージシャンの本音の部分を大事にして、「AI Function」で実現する機能は作られています。「テンプレート」はルーティングのほかにトラック構成もnシリーズのハードと同じ構成でCubaseのプロジェクトファイルが作られていますし、メトロノームのコントロールはレコーディングのときは必須。ハードウェアでミックスしたいときとソフトでミックスしたいときのポートの変更をマウスでやるのは結構大変。そういう音楽以外の「作業」をテクノロジーで実現しているのが「AI Functions」です。ホントはもっともっとお話ししたいところですが、今日は長くなったのでこの辺で。またゆっくりお話ししたいと思いますので、お付き合いください。(^^)



