作曲のススメ(2008.04.10)
皆さんこんにちは。ヤマハの石川です。
昨日おとといと東京に出張でしたが、初日は雨と風が強くて、なかなか大変でした。ニュースでも、傘が飛ばされるシーンなどが出ていましたね。しかしながら、昨日は若干穏やかな天気だったので、お昼休みにはコーヒーショップの野外席でのんびりコーヒーを飲んだりしました。いい季節になってきましたね。
さて、今日から何回かに渡って、このブログでは作曲についての話題を取り上げていきたいと思います。nシリーズのようなレコーディング機器は、録音される楽曲があって初めて役に立つものです。でも、作曲とかって結構敷居が高いもので、特に初心者の方にとってみると、どこからどう手をつけていいのかよく判らない、ということもあるんじゃないかと思います。
それから、バンドをある程度やってきた方でも、既存曲のコピーやカバーはたくさんやってたけど、これからオリジナルにも挑戦してみたいな、とか思う方もいらっしゃるだろうし、演奏が中心であまり作曲をされてこなかった方にも、nシリーズのようなレコーディング機器を使ってもらいたいな、と思うので、作曲をするためのヒントみたいなものを少しばかりですがご紹介できたらな、と思っています。
一応私のバックグラウンドをご紹介すると、私は高校生のときにオリジナル曲を作り始めました。それまではバンドで日本や海外のロックバンドの曲をやっていたのですが、当時好きな女の子に認められたくて(不純な動機ですね(笑))作曲に挑戦してみよう!と思って作り始めたのがきっかけです。
とはいえ、習いに行くわけでもなく、まずは今までコピーした曲のコード進行でかっこいいな、と思うものをいくつか使って、そこに自分でメロディを乗せてみる、ということを結構やってました。今聴くとすごく恥ずかしいですが、いわゆる「パクリ」ソングみたいなものをひとりでたくさん作っていました。そうしているうちに、だんだんとコード進行の仕組みみたいなものが判ってきてだんだん楽しくなってきました。その後、大学生のときに作曲もお仕事でやらせてもらうようになって、いろいろと現場で勉強させてもらいました。
というわけで、そういった私の経験の中で苦労したお話とか、感じたこととか、工夫したネタとか、裏技とかを交えつつ作曲をする流れみたいなものをご紹介していきたいと思いますので、これからもゆっくりお付き合いしていただければと思います!
まず基本的なワークフローをご紹介すると、私の場合は下記のような流れで曲を作っています。各パートについては、次回以降で詳しくご説明していきたいと思います。
まずは楽曲の土台作りです。
1) メロディの断片を作る
2) コードをメロディにつける
3) リズムを考える
ちなみにこの1)~3)は、順番が入れ替わることもあります。リズムから作ることもあるし、コード進行から作ることもあります。一般的に、歌モノを作るときはメロディから、インスト系を作るときはコード進行とリズムから、という感じです。あと、例えば歌詞が先にある場合もありますので、そこは場合によって変わってきますね。大体このあたりで、ある程度のその曲の方向性みたいなものが決まってきます。
続いて編曲に入りますが、上記の断片的なフレーズとかの状態で録音を始めることもあります。これはどういう場合かというと、曲をバンドで作りたいときなどに、敢えて全部を決めないで、ネタだけ持っていって、スタジオで膨らますことがあります。そんなときは、この段階で録音をスタートしますが、一応編曲して自分のデモを作る想定で次の手順に進みますね。
4)断片的なメロディとリズムとコード進行を基に、他の部分を考える
5) 他の部分がある程度できたら1日寝かす
6) 5)の曲を覚えていたら、リードシートを起こす
7) 各パートの録音をする
8) ミックスをする
9) マスタリングをする
10) CDに焼いてみて、カーステやいろんなシチュエーションで聞いてみる
11) 10)で感じたことを基に修正をして再ミックス、再マスタリング
12) できあがり!
大きな流れはこのような感じです。特に5)なんかは、私結構大事にしているポイントです。忘れない曲はいい曲になるんじゃないかな、と信じていますので、敢えてすぐに録音しないで寝かす、という方法。カレーなどでも、1日寝かすことで旨みやコクが出ますからね。(^^)
というわけで、これから少しずつご紹介していきたいと思います。どうぞ宜しくお願いします!



