夏川りみ特集

2006年は、夏の全国高校野球選手権大会テーマソング「栄冠は君に輝く」を市立尼崎高校の吹奏楽部と共演し、夏にはデヴィッド・フォスターのプロデュースで、アンドレア・チェッリとのデュエットをロサンゼルスでレコーディング。そして10月には、初の台湾公演を成功させる等、充実した1年を送った夏川 りみ。 そんな彼女の、2007年第一弾シングルは、槇原 敬之さんの作詞作曲編曲による楽曲です。夏川りみの今までの作品の中では比較的アップ・テンポな曲でありながら、どこか郷愁を誘う素晴らしい楽曲を、さらに、槇原 敬之さんのアレンジにより、槇原さんらしさと、夏川らしさが絶妙のバランスで融合した作品となりました。 レコーディングはスムーズに進み、彼女も「こんなに楽しいレコーディングは初めてでした。スタジオの中で槇原さんがピアノを弾きながらヴォーカル・ディレクションしてくれたり、槇原さんと楽しくお話ししながら歌入れしてたらあっという間に終わった感じです！」と、ハイテンションなレコーディングに。実際、ヴォーカル・テイクはそんなに多くなく、数パターン歌ったところでO.K.に。 カップリングの「じゃあね、またね。」は妹尾武氏と宇佐美秀文氏のコンビによる作品。この曲は2005年11月にリリースしたアルバム「彩風の音」に収録されている「シマダチ」のいわば続編とも言える曲。遠い日の思い出を切なく歌います。もうひとつのカップリング「千里を越え」は、愛・地球博テーマソングでもあった「ココロツタエ」に通ずる壮大な曲。 ジャケット写真は今、注目の写真家、本城直季氏。その、独特のタッチで描かれる写真は、まさに「フルサト」そのものの世界観を表現しています。